障害年金「認定調書」の取扱いに関する調査結果の概要についてR8.1.16
障害年金「認定調書」の取扱いに関する調査結果の概要の情報をアップ致します。
日本年金機構の障害年金センターにおいて、障害年金の審査を行う「認定医」が記載した「認定調書」の廃棄報道 を受け、プロセスの客観性・公平性を検証するための調査が行われました 。
1. 今回の報道と事実関係
報道内容: 職員の判断で当初の認定調書を廃棄し、別の認定医に認定を依頼しているのではないかという指摘 。
確認された事実: 認定調書に誤りや疑義が生じた際、再度同じ認定医に審査を依頼するか、別の認定医に依頼し直す取扱いが行われていました 。その際、不要となった調書を3か月保管後に廃棄していました 。
2. 調査結果のポイント(対象: 原議が確認できた811件)
認定医変更の理由: 記載誤りや関係書類の不備があった際、3ヶ月という標準的な処理期間を遵守するため、主にスケジュール(日程)の都合で別の認定医に変更したものでした 。
最終判断の妥当性: 当初より結果が下がったケース(「支給」から「不支給」など)や「未判断」だったケース計41件について、常勤の医療専門役が確認したところ、すべての最終判断結果が「妥当」であり、疑義はありませんでした 。
📊 調査データの可視化(グラフ・表)
調査対象となった811件の内訳をグラフ化したデータと表です。
認定医の変更有無と最終判断の内訳
当初の認定調書と最終的な判定を比較した結果、約6割(493件)で処理期間の遵守等のために認定医が変更されていました 。

⚠️ 注記: 当初の「支給」から最終「不支給・下位等級」になったケース(17件) や「未判断」から不支給等になったケース(24件) を含む計41件の「誤りや疑義」の内容は、すべて「単純な記載誤り」や「書類の確認漏れ」などであり、最終判断は適正でした 。
3. 今後の対応策
複数医による審査の実施: 今後、別の認定医に依頼する場合は当初の意見も活かし、複数の認定医による審査対象とします 。
当初の調書の保存: 今後は当初の認定調書も審査資料として廃棄せず、保存の対象とします 。
追加のヒアリング調査: 過去(令和6年5月以前)に遡って職員へのヒアリングを行い、不適切な取扱いがなかったかさらに調査し、4月末に新たな対応方針を公表予定です 。
「障害年金における認定調書の取扱いについて」令和8年1月16日の詳細は、下記からご覧いただけます。(リンク先URL障害年金の認定状況について|日本年金機構)